年の瀬になると、年越しの準備で気忙しくなりますが、
年越しの神社詣は一年のけじめとして気持ち良く行いたいものです。
初詣の時期を今一度・・・
日本で昔行われていた風習に、
家長(一家を治める人)が、大晦日の夜から元旦の朝にかけて集まり、
氏神さまに良き新年の願掛けをした「年籠り」(としごもり)というものがありました。
そして、
大晦日の除夜の鐘の頃に詣でる「除夜詣」
元旦の朝に詣でる「元旦詣」
という形になり、今の初詣となりました。
元旦から松の内1月7日の頃まで(※地域によって異なる)、
歳神さまがいらっしゃるうちに参拝するのが良いといわれています。
新年のお祝いの雰囲気も冷めないうちにという感じで、気分的にも納得です。
また風水では、旧暦正月の立春2月4日以降に初詣という説も。
新年の始まりに、新年の吉方位に出向くという考えからで、新たに気分と運をアップするのも良いです。
時期の他には、まずは地域の氏神さまからと言われています。
初詣を年末に行くのは・・・
初詣を年末に行く、年末詣も満足度が高いようです。
神社も年末は神様のお迎えの準備がばっちり、すがすがしい雰囲気。
大払いの行事などがありつつ、穏やかな賑いのため、落ち着いて参拝が可能です。
冬至12月22日以降は、自然界の新年の始まりという考えでパワーの盛り上げに良いとか。
1年の感謝と、新年にむけての心構えに対する応援をお願いするのにピッタリです。
体調を気遣う方、ご高齢の方、小さな子供、妊婦さん、受験生など、
寒い時期に負担、無理が少なめでおススメです。
神社の参拝方法も確認・・・
●神社の入り口の「一の鳥居」、「二の鳥居」、「三の鳥居」へと参道を進むとき・・・
「一揖(いちゆう)」という動作、軽く一礼しながら鳥居をくぐります。
「正中」と言う神様が通る参道の中央を避け、端よりを歩きます。
●本来は参拝前にする精進潔斎や禊を、手水舎(てみずや)で簡略化して身を清めるとき・・・
右手で柄杓を持ち、水を汲んで左手を清め、
左手に柄杓を持ちかえて、右手を清めます。
再度ひしゃくを右手に持ちかえ、左の手のひらに少し水をためて口をすすぎ、
残った水をもう一度左手にかけて清めます。
余りの水の入った柄杓を立てるように傾けて、柄の部分に水を伝わらせて清め、柄杓を元に戻します。
●神社によって異なりますが、一般的な作法は・・・
状況が可能なら、中央を避けて立ち、
一揖(軽く一礼)します。
鈴があれば鳴らし、神様にお参りに来たことをお知らせします。
お賽銭を静かに入れます。
「二礼」二回深くおじぎをします。
「二拍手」両手をのばして手のひらを合わせてから、右手を少し後ろへずらします。
肩幅に両手を開いて、柏手を2回打ちます。
両手を揃えて祈願をして手を下ろします。
「一礼」深くおじぎをします。
鳥居を出てから一礼をし、帰ります。
●お御籤(おみくじ)を引くとき・・・
アドバイスを頂く心構えでひき、吉凶占いでなく内容が大切とのこと。
また、おみくじを結びつけるのは厄を祓うためですが、境内の木の枝でなく設置されている場所に結び、
よいお御籤を引いたときは、持ちかえります。
おわりに
昔からの考えの中から自分に馴染む方法、パッワーアップの方法を選んで、
周りの方々と新年を快く迎えられますよう♪