山の便り、秋のお知らせのように、10月前後にたくさんの栗を頂きます。
つやつやふっくら、今年は特にりっぱな栗。
あまり手間をかけず、でも美味しく頂きたいのが本音のところ。
栗の保存
栗がたくさんで、一度で処理はできそうにないことがほとんど。
まずは、水にひたひた浸けておきます。
悪くならない程度に水を替え、2日中には全部の予定を決めたり処理します。
その間、脱出した虫や汚れも取り除きます。
やっぱり、ためしてガッテンの糖度を上げる方法は気になります。水気をきり、キッチンペーパーにくるんで密閉しないでゆるくビニル袋に入れて0度を保つチルド室に保存します。
数日置いた方が糖度が上がるそうで、カビを発生させないよう様子を見ながら保存。(家庭では2週間くらいまでが良いそうです。)
土鍋に蒸し皿をしき、沸騰させた状態にしてから栗を入れ、1分蒸したら冷まします(ここでも糖度が上がるそう)。
・手が回らない分は、ジップ付き袋に入れ、出来るだけ空気を抜いて冷凍庫へ(半年くらい大丈夫)。
・潰して使用する分は、蒸し器50分程の加熱か、
圧力鍋で蒸し網を使用して加圧5分。
殻から中身を取り出し、用途別に砂糖や生クリームを足して、袋に入れてチルド室か密閉冷凍保存します。
・形を残したい分は、皮を剥いて砂糖をまぶして袋に入れて冷凍保存します。
栗の皮むき
・潰しても良いものは、二つに割って金属へらで中身を取り出します。
・形を残し、あまり加熱もしたくないものは、“くりくり坊主”で剥いています。
傷み具合が分かり、取り除きやすい、
渋皮の残す、残さないも選択できてきれいに剥ける、
ペンチのようなので手の負担が軽減される、
などなど毎年のことなので気に入って使用しています。
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・栗の頭を十字に切込みを入れて、ひたひたの水と一緒に圧力鍋で2分程加圧、急冷すると楽に手で剥くことができるそうです。
栗の食べ方
栗の処理をしながら、栗を食べつくしていきます。
〈栗ご飯〉
米(3カップ)、もち米(1カップ)をといでザルにあげ、
1時間ほどしてから皮を剥いた栗(15~20粒くらい)、酒(大さじ1)、塩(小さじ1)
5号の水加減で炊く。
食べきれなかったら、ゴマ塩、青菜、細かくした塩昆布をそれぞれ混ぜ込んだおにぎりに。
〈栗の炒めもの〉
鶏モモ肉(200g)を2、3cmくらいに切って、
すりおろしたニンニク(1カケ)酒(大さじ3)、醤油(大さじ3)、砂糖(大さじ1)、酢(大さじ1)と一緒に袋に入れて下味をつける。
皮を剥いた栗(10粒ほど)と輪切りの蓮根(100gくらい)を素揚げして油をきっておく。
鶏肉に片栗粉をまぶしてから揚げ風に揚げて油をきっておく。
乱切りのピーマン、赤パプリカ、黄パプリカを(それぞれ1個)を軽く炒め、つけ汁も含め材料すべてを加えて汁気をとばし完成。
〈栗のクリーム〉
蒸して殻から中身をすくい取った栗に、好みの分量の砂糖、豆乳ホイップとか生クリームなどをを加えてフードプロセッサーで攪拌。
ゆるめにしたい時は牛乳でのばす。
パンにつけたり、ケーキやクッキーなどデザートに。
残りは密閉容器か袋で冷凍するとマロンアイスのお楽しみ。
〈栗きんとん〉
蒸して殻から中身をすくい取った栗に好みの砂糖を入れ、
ラップでひねって和菓子くりきんとん風に。
〈栗鬼まんじゅう〉
皮を剥いた栗を軽く蒸してバラバラと崩し、
好みの甘さに砂糖をまぶし、鬼まんじゅうミックス粉と混ぜる。
水をすこしずつ加えて混ぜ、
一口サイズくらいに形を整えて10分ほど蒸す。
〈焼き栗〉
白い部分に切れ込みを入れて、
そのままバーベキューで、七輪で、魚焼きグリルで、オーブンで焼く。
・・・シンプルで一番美味しいのかも。
遊びまわった子供には、何よりのおやつです。
栗の栄養
栗は、種として栄養のバランスや価値が優秀な食材なのだそうです。
カロリーの高めなことも、脂質でなく良質なでんぷんで効率の良いエネルギー補給原となるとのこと。
たんぱく質・ビタミンA・B1・B2・C・カリウム、食物繊維、ミネラル類も豊富で不足しがちな亜鉛もとれます。
渋皮のポリフェノールの一種であるタンニンが、体の活性酸素を除去に働いてくれることも◎です。
秋の美味しいばかりじゃない、身体に嬉しい食材、でした。