豊田の松平郷 高月院は風情ある静かな花の名所で、四季折々の美しさが魅力。
あじさいの頃のお出かけもおススメがいっぱいです。
松平郷 高月院は花の名所
愛知県豊田市の山村に存在する松平郷は、徳川家康へと続く松平氏発祥の里です。
およそ六百年の歴史を超えてきた史跡や自然景観を残し、日本の古を偲ばせ心穏やかになるスポット。
「松平郷園地」は、松平東照宮から高月院にかけての周辺が歴史と自然の里として整備され、四季の花との調和のさりげなさが素敵です。
華々しさや圧巻とは異なった、心が癒され安らぎに満たされる散策が楽しめます。
四季折々、ロウバイ、桜、あやめ、かきつばた、ハナショウブ、紫陽花、スイレン、蓮、萩、彼岸花、その他多くのささやかな花々や紅葉が次から次へと景色に変化をもたらします。
山の木々に囲まれた空気、頭上に鳥のさえずりが反響しあい、ハッチョウトンボなど小川や池の水辺の生き物が目の当りに行き来する様子も現在の街中から訪れると新鮮です。
松平東照宮は松平氏発祥の館の跡地の歴史を伝えつつ、拝殿の漆の美しい天井画が新しく感動を添えています。
1367年建立の高月院、松平氏墓所、松平城址、代々大切に受け継がれてきた産湯の井戸の他、伝説のある7つの井戸、佇む松平親氏公 銅像、松平信博 顕彰碑、周辺を一望できる展望テラス
歴史資料を展示する松平郷館、など見どころが点在します。
天下茶屋(午前10:00 ~ 午後4:00・水曜日定休・℡ 0565-58-3725)ではうどん・そばなどのお食事や、天下もちなどの甘物を楽しみながら休憩でき、
ふるさと市場(4月から12月・毎週土・日 午前8 時〜午後3 時)では週末に地元で取れた朝採り野菜をお値打ちにお買い物できます。
こじんまりとした中に、気になる一品があったりするのも楽しみです。
年中行事もふるさと感満載、温かみと気軽さが感じられ、チェックして参加するのも楽しみの一つになります。
個人的に楽しみなのが7月後半「夏祭り」の、一年の前半の無事を感謝し残り半年の収穫や安全を祈願する神事の「茅の輪くぐり」と「流しそうめん」です。
「茅の輪」くぐりは、和紙で作られた人 形(ひとがた)に氏名を書き、松平東照宮の境内に作られた、直径2.5mほどの「茅の輪」を参拝の人々がくぐることによって身のけがれを祓います。
その他詳細は、松平観光協会からのお知らせで確認できます。
松平郷園地 あじさいの頃のお出かけ状況
6月に入ると、あじさいの花が次第に色鮮やかになってきて半ば頃には見頃となります。
松平郷に入る前の車道にもあじさいの花が多く見られます。第1駐車場から散策を楽しみながら高月院の辺りまで来ると、
賑やかにあじさいの花々が広がっています。トンボ池の周辺には青いあじさいが多く集まって咲いており、写真におさめ甲斐が有ります。
本数や種類での感動でなく、所々のあじさいや同時期に咲く花など、散策路の室町塀や高月院、山や水辺、活発になった水辺の生き物たち、春から変わらない見事なウグイスの鳴き声など、場の雰囲気をひっくるめたマッチングの印象深さが有ります。
和の世界、童謡や詩の世界のような静かな心地よさに浸れます。
第一駐車場から展望テラスまでは、山の中のなだらかな坂道と階段を約15分くらい歩きます。ほど良い山歩きハイキング気分で、良い眺めが望めます。
松平郷の詳細とアクセスは
住所・・・愛知県豊田市松平町
料金・・・無料
時間・・・(松平郷館:10~15時)
休み・・・(松平郷館:水曜 )
松平郷ホームページ⇒http://www.matsudairagou.jp/
お問い合わせ・・・松平郷ふるさとづくり委員会 事務局
〒494-2202 愛知県豊田市松平町赤原9-1
TEL&fax 0565-58-1629 携帯 080-5166-1629
0565-34-6642(豊田市観光協会)
0565-77-8089(松平観光協会)
駐車場・・・無料 乗用車100台・大型バス10台
《アクセス》
公共交通機関・・・名鉄豊田市駅→とよたおいでんバス下山・豊田線、バス停:松平郷下車、すぐ
⇒のりかえ&運賃検索(豊田市内)
車・・・東海環状道豊田松平ICから国道301号経由7km15分
おわりに
子ども連れでも、ひとなつっこい堀のコイや、池の中の間近にトンボ、ゲンゴロウやカエル、オタマジャクシ、イモリなどが覗き込めて釘づけになったり、ウグイスの声の近さに驚いたり、知っている歴史上の人物ゆかりの地ということなど、十分に楽しめるところのようです。