暑くなってくるとともに、水分補給などに気を遣います。
特に、小さい子供や高齢の方がみえるお家では、ちょっとした不調も見逃せないですね。
脱水症状の見分け方
脱水症とは
体内の総水分量が不足した状態です。体内の水分とは電解質(ナトリウムなどの塩分)を含みます。
症状は
大量の汗をかく
集中力がなくなる
めまいがする
食欲がない
立ちくらみがする
あちこちにつる場所が変わる など
周りの人が気づくこと
唇が渇いてカサカサしていたり、切れていたりする
ぼうっとして元気がない
眠そうだったり機嫌が良くない
微熱がある
手が冷たくなっている
親指の爪を白くなるまでギュッと押してから離し、元の爪の色に戻るのに3秒以上かかる
手の甲の皮膚をひっぱると、元の状態に戻るまで3秒以上かかる
舌がザラザラしたり、赤黒い色をしている など
脱水症状に良い飲み物
水分を消耗した後の脱水症の予防や、軽症の場合は、電解質を含んだ水分(スポーツドリンクや経口補液飲料=アクアライト、OS-1など)を飲みます。
電解質を含んだ水分は、水やお茶よりも利尿が起こりにくいため、睡眠の邪魔をせずに水分補給ができます。
スポーツドリンクは、ナトリウム濃度が低いため、小さい子どもの嘔吐・下痢には経口補液飲料がよいそうです。
ミネラルウォーターでは、嘔吐の引き金になったりするので、様子に合わせて使い分けが必要です。
こまめに一口ずつで、時間をみながら飲みます。多すぎても嘔吐の引き金です。
夏バテなどは電解質不足で起こることも多く、
食塩補給に味噌汁、スープ類、
カリウムの補給には果物などで補えます。
でも!
心臓や腎臓など、医師からナトリウム(塩分)やカリウムの制限を指示されている方など、基本は医師・薬剤師の指導のもとで飲むことが大切です。
スグに作れる電解質を含んだ水分1
・水 1リットル
・食塩 小さじ1/2 ・・・ひとつまみ
・砂糖 大さじ4 1/2・・・ひとつかみ
食塩と砂糖を湯冷ましに入れよくかき混ぜる。
レモンやグレープフルーツ、ライムなどの果汁を加えると美味しく、カリウム補給もできる。
スグにつくれる電解質を含んだ水分2
・水:2Lくらい
・はちみつ 大さじ4
・濃縮レモン汁 大さじ4
・塩 小さじ1/2
ゼラチンでやわらかいゼリー状にして冷やしても飲みやすくなります。
脱水症状にならない生活
一日の水分補給タイムを決めておく。
お茶の時間、おやつの時間、一仕事終える時間、寝る前や起床時、入浴前などの水分補給など、メリハリもつけられ不調も防げる。
忘れそうな家族には、声掛けを。
また、食事によっては夜間の渇きのために寝室にも飲み物の常備をしておきたいです。
おわりに
脱水症状で、低血糖の症状がでたりの場合にブドウ糖を含むものや甘いもが良かったり、
逆に、低血糖で元気がなくなっているのかと思っていたら、実は、水分補給不足だったりとか、
よく観察が必要です。