おはじきは、きらきらきれいでかわいく、昔から変わらずの存在感。
誰でも知っているものですが見直しどころ満載。
子どもは遊びの天才、感性で使い方無限です。
おはじきの遊び方
おはじきは、奈良時代に中国から渡来したのではと言われ、日本では宮廷での遊びとして広まったようです。
江戸時代に入ってから女の子の遊びとして親しまれるようになり、明治時代後期には石からガラス製のおはじきになって現在の形に。
昔から伝わる遊び方は、地域によってルールが少しずつ異なるものの、
概ねおはじきを一つずつ狙ったおはじきへはじき当てて遊びます。はじき当てたら、その当てたおはじきを自分のものとして集め、最後におはじきの数の多さで勝ち負けが決まります。
その他、決めたエリアにおはじきをはじいて入れたり、はじき出したりして遊んだりもします。
おはじきの遊び方は 子どもの感性が広がる
子どもがおはじきで遊びだして散らばりやすそうだったので、机にクラフト用のカラーボードを敷きました。
その上におはじきを広げてから、何やら静か?と思いつつ気にも留めなかったのですが・・・。
しばらくして覘いてみると、かわいい絵を次から次へと作っては壊しを繰り返すことにご執心でした^^
おはじきのシンプルさやきれいさも指先に触れるガラスの感触も、イメージ遊びを促進するようです。
カラーボードの色を変えたり、おはじきの数や色がもっとあれば作品ももっと作れるのに・・・なんて呟きながら。
その後は、二人で積み上げゲームが始まりました。
交代で積み上げていくだけなのですが、崩れそうな緊張感がたまらないらしくてハマっていました。
爆笑しながらも慎重に積み上げようと技術がついてきて、積む高さも高くなっていくところがエライです。
こんなことでも結構、集中力が鍛えられます。
おはじきで数のイメージもバッチリ、算数ゲーム
学校でも、学習用におはじきの活用がありますが、おうちでも。
まず、ドッツのようにも使えます。かぞえ方の練習のパターンも色々変えられて思いつくまま。
2~5までのグループをいくつか作っておいて指定された数のグループを見つけたり、集めたり。
同じ数も塊りを作るとかぞえやすいんだね、と気づいたり。
100玉そろばんみたいな使い方も。
10から繰り上がる数だけ選ぶ練習をしてみたり、
適当な塊りのそれぞれの数を足していく計算練習もできます。
おはじきがかわいいからか、算数だともお勉強だともまったく意識しないうちに考えてしまうみたいでスムーズです。
まだまだ出番は多く家庭学習の強い味方となってくれ、便利に使えそうです。
おはじきの使い道いろいろ
おはじはおままごとのごはんにもなり、おたまやお杓文字ですくわれたり、お箸の練習をしてみたり・・・。
おはじきは、工作にも大活躍です。
ペットボトルを切って重ねて、砂時計のようにおはじきの落ち方を色々試し始めました。
落としモノ系のおもちゃも子どもの大好きな物の一つ。一機に落とすだの少しずつ落とすだの工夫を加えることに熱中しだして、どこで遊びが止むのやら。
マラカスや万華鏡にも使えます。
おはじきの魅力は大人になっても心弾みます。
インテリアやクラフトに好まれ、特に光のある場所の玄関や窓辺、ライト付近では効果発揮です。
ランプシェードやサンキャッチャー、モビールはぴったりです。
ガラス瓶に入れるだけでも美しいですが、水場もOKなので植物と一緒に飾ったり、水場周りの飾りとしても使えます。
グルーガンがあれば、額に飾り、ヘアアクセサリー、マグネットもかわいいものが簡単にできてしまいます。
マグネットにして、ホワイトボード(・・・またお勉強に^^)で使用するのも良いです。
リューターがあれば、穴をあけることもできるとか。
思いつきはいくらでも!ですね。
きれいで創造性の高いモノなので、折り紙やビー玉と同じく、日本の文化として海外旅行などに持っていくと喜ばれたりするそうです。
おわりに
おはじきは、マーブル(大理石、遊びに使うおはじき、色のついた変わり玉)チョコレートの名前の由来になるほど、美味しそうにも見える?・・・のか、小さな子どもにはやはり心配。
万が一飲み込んでしまったら、落ち着いて苦しそうでないかを確認し、
念のためかかりつけ医院に相談しましょう。
お腹の中で溶けだす有害なものではなく便に出てくることが多いようですが、
身体のどこかで詰まることも有るのでしばらく気をつけて見守ります。
口に入れない注意が守られるようになるまでは、要管理が鉄則です。
それ以外には安全に遊べる、永年にわたって子どもの頃から親しめるお宝です。