“どうして、誕生日にろうそくを消すの?”っと何気に子どもが呟きました。
?・・・えっと・・・?親としましてはお答えするべく調べもの。。。
誕生日にろうそくを消す意味?
古代ギリシャの人びとが、月の女神アルテミスのお誕生日に神殿の祭壇にお供えしたものが始まりのようです。
お供えされたものは、月の光を想定し丸い形のシンプルなハニーケーキにろうそくを立てたというスタイルのもの。
人びとは、願いをろうそくの煙に乗せて、天の神様へ伝えたとのこと。
この習慣は一度すたれたものの、中世ドイツで子供の誕生日の魔除けとして復活、一日灯されたろうそくを消して、ケーキを頂く形が富裕層の間で行われるように。
19世紀後半に一般的になりアメリカへも伝わり、戦後に日本でも広まったものでした。
お誕生日を祝う歌のあと、願い事を心に思いながら灯されたろうそくを一度で吹き消すと、願い事が叶うという習慣は長い長い間に培われてきたのですね。
子どもの成長を願う心は変わらなく、今も世界中で微笑ましい光景が繰り広げられているわけです。
誕生日のろうそくの本数は?
ちなみにろうそくの数は、年の数+いのちの灯としてもう1本立てていたようですが、
現在では年の数ちょうど立てるのが一般的です。
増えていく度ちょっと悩ましいのが、いくら細いろうそくにしてもケーキの上は大変なことに。
頑張って火をつけたら、豪華すぎる大炎上です。
なので皆さん、
大きなろうそくで10の位+小さいろうそくで1の位の組み合わせにしたり、
数字のろうそくで10の位+普通のろうそくで1の位の組み合わせにしたり(うちもこのパターン、しかも使い回しも。。。)、
数字のみでバッチリ潔く(夢の3ケタとか)!!!
・・・とデコレーションも兼ねて工夫されています。
100円ショップから雑貨屋さん、ケーキ屋さんにはかわいく目を惹くろうそくが多く有り、楽しみの一つにもなります。
![]() 【HAPPY BIRTHDAY】ナンバーキャンドル2nd 数字ろうそく お誕生日… |
誕生日のろうそくの再利用・・・
ケーキの上なので、ろうそくの使用時間はほんのちょっぴり。
一度、ゆったり点けていたらケーキにパチパチと飛び散ったろうそくが!
それ以来は、早々に消しています。
いつももったいないなと思いつつ、子供が小さいうちはウッカリ見つけられてもと捨てていました。
ボチボチ子どもと一緒に楽しみながら、色々と再利用しようかと思います。
湯煎しながら溶かして、
牛乳パックや紙コップ、空き瓶、空き缶、シリコンのかわいい型などで
好みの形に作りかえられます。
凧糸などにろうを染み込ませて真っ直ぐな棒状にして芯にしたり、
凧糸の端を底に貼り付けて、上部は割り箸などで挟んで型の上に固定しておいてから、ろうを流し固めて芯にします。
もともとの色を生かして、表面が膜ができる程度になったら別色のろうを流し込み固めることを繰り返し縞々カラフルにしたり、クレヨンを削って色をつけたり気分の違う制作が楽しめます。
夏休みの自由研究などで、子どもと一緒に作ってみるのも良いかもしれません。
アロマオイルやハーブの葉を混ぜて、アロマキャンドルにもアレンジできます。
混ぜる香りによっては、虫除けにもなり、庭仕事や花火遊びにも活躍しそうです。
おわりに
何気ない質問にも向き合ってみるものですね。
ろうそくの火を眺めて癒されるだけでなく、色々な歴史も感じられます。